第一部は、時代考証学会第4回シンポジウム「時代劇制作現場と学問のあいだ-考証・指導・監修-」(2012.11.23)の記録。時代劇制作現場と学問・伝統文化のあいだの橋渡しをするのが、時代考証などの考証・指導・監修である。これまで時代考証家とよばれる人々がおこなってきた時代考証の作業が、考証・指導・監修など、様々な名称で分業化・協業化されてきた実態と意味を問う。
第二部は、シンポジウムでは取り上げきれなかった立場で時代劇に携わっている方々に執筆を依頼。
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Author大石学・時代考証学会編
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Publisher岩田書院
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Price本体2,400円+税
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Year of Publication2014年
第一部
時代考証学会第4回シンポジウム「時代劇制作現場と学問のあいだ」趣旨説明 竹村誠
大河ドラマ制作における専門家と“学問” ─時代考証学の構築に向けて 工藤航平
ドラマにとって歴史とは何か 元NHKエンタープライズ一柳邦久
所作指導は憎まれっ子 日本舞踊猿若流 猿若清方
時代劇を演じるにあたって 俳優 高橋英樹
パネルディスカッション (司会)三野行徳
時代考証学会第四回シンポジウムの成果と課題 佐藤宏之
時代考証学会第四回シンポジウム参加記 金井貴司
時代考証学会第四回シンポジウムアンケート 山田貴志
第二部
時代劇の風景-配役データベース/映画助監督/儀式儀礼考証-
「配役宝典」の制作工程と今後について 映像書籍プランナー 野口義晃
時代劇映画と助監督と時代考証と 映画助監督 倉橋龍介
大河ドラマ『平清盛』の儀式・儀礼考証 佐多芳彦